指定したセルの行番号と列番号を知るには「Rowプロパティ」「Columnプロパティ」を使って数値で知ることができます。
複数のセルを選択している場合は、行は一番小さな数値を、列の場合は一番左の数値を返します。
セル D3 が選択されている(アクティブ)状態で、
Sub 行列01()
MsgBox “行番号= ” & ActiveCell.Row & _
“ 列番号= ” & ActiveCell.Column
End Sub

つまり
・Rangeオブジェクト.Row → 行番号を返します
・Rangeオブジェクト.Column → 列番号を返します
Range(“B4:E6”) の範囲 が選択されている場合
先ほどの Sub 行列01() ~ End Sub のプロシージャを実行します。

・行番号は一番小さな数値を返します。
・列番号は一番左の数値を返します。
行・列を参照することについて解説します。
指定した行・列の参照には「Rowsプロパティ」「Columnsプロパティ」を使います。
この二つのプロパティは、指定したセル範囲の全行・全列を参照します。
「Rows(2)」とすれば、2行目すべてのセルを参照します。
「Columns(5) とすれば、E列すべてのセルを参照します。
Sub 参照_01()
‘① 2行目を参照
Sheets(“Sheet1”).Rows(2).Interior.ColorIndex = 8
‘② D列を参照
Sheets(“Sheet1”).Columns(4).Interior.ColorIndex = 7
End Sub

セル B2 から H14 までのセル範囲をあらかじめ選択した状態で、
Sub 参照_02()
‘① 2行目を参照
Selection.Rows(2).Interior.ColorIndex = 8
‘② D列を参照
Selection.Columns(4).Interior.ColorIndex = 7
‘③ 行数と列数を表示
MsgBox “行数= ” & Selection.Rows.Count _
& “列数 = ” & Selection.Columns.Count
End Sub

※ この「行数=13」と「列数=7」は「行の数(カズ)」と「列の数(カズ)」であって、行番号、列番号ではありませんので注意してください。
また行・列の参照指定方法として次のように、行番号・列番号をダブルクォーテーション「”」で囲んで指定することもできます。
Sub 参照_03()
‘① 行の範囲指定
Rows(“2:5”).Interior.ColorIndex = 8
‘② 列の範囲指定
Columns(“C:E”).Interior.ColorIndex = 7
‘③ 列指定
Columns(“G”).Interior.ColorIndex = 6
End Sub


