Excel のシートをコピーするには「Worksheetオブジェクト.Copy」を、移動するには「Worksheetオブジェクト.Move」の各メソッドを使い、シートの表示・非表示の切替には「Worksheetオブジェクト.Visible」のプロパティを使います。
ここではそのそれぞれについて解説します。
シートのコピー
次のようなシートがあります。

① 「名古屋支社」のシートを「札幌支社」のシートの後ろにコピーします。
② 「福岡支社」のシートを「大阪支社」のシートの前にコピーします。
Sub STcopy()
’①
Worksheets(“名古屋支社”).Copy _
after:=Worksheets(“札幌支社”)
‘②
Worksheets(“福岡支社”).Copy _
Before:=Worksheets(“大阪支社”)
End Sub

このように、引数 Before, Afterを指定することにより、複製するシートの位置を指定することができます。
なお、コピー後、最後に複製したシートはアクティブになります。
③ 「東京本社」のシートを新規ブックにコピーします。
Sub STcopy2()
Worksheets(“東京本社”).Copy
End Sub

Copyメソッドの引数を省略すると、新規ブックにコピーされます。
シートの移動
次のシートがあります。

① 「管理課」のシートを「財務課」のシートの後ろに移動します。
② 「開発課」のシートを「営業1課」のシートの前に移動します。
Sub STido()
‘①
Worksheets(“管理課”).Move _
After:=Worksheets(“財務課”)
’②
Worksheets(“開発課”).Move _
Before:=Worksheets(“営業1課”)
End Sub

このように、引数 Before, Afterを指定することにより、移動するシートの位置を指定することができます。
なお、最後に移動したシートはアクティブになります。
③ 「業務室」のシートを新規ブックに移動します。
Sub STido2()
Worksheets(“業務室”).Move
End Sub

Moveメソッドの引数を省略すると、新規ブックに移動します。
シートの表示・非表示
次のようなシートがあります。

「表示切替ボタン」を押すことにより、「個別評価」が表示されていれば非表示に、表示されていない場合は表示するようにします。
Sub HYJkirikae()
With Worksheets(“個別評価”)
If .Visible = True Then ‘①
.Visible = False ‘②
Else
.Visible = True ‘③
End If
End With
End Sub
① 「個別評価」のシートが表示されていれば
② 非表示にする
③ そうでなければ表示する

Visibleプロパティは指定したWorksheetオブジェクトの表示・非表示の取得・設定をします。
True の場合は表示、Falseの場合は非表示となります。

