ユーザーフォームとは、Excel上にフォームウィンドウを作成して、ボタンやテキストボックスなどのコントロールを自由に配置して利用できるようにする機能です。
直接セルに数字や文字のデータを入力するより、このフォームから種々のコントロールを利用して入力する方が便利な場合があります。
ユーザーフォームの作成
ユーザーフォームを作成するには、Visual Basic Editor (VBE) を開き、上部メニューバーの「挿入(I)」をクリックし、「ユーザーフォーム(U)」をクリックします。

ユーザーフォームが表れます。

大きさは □部分をマウスの左ボタンを押さえながら、適度に調整できます。
このユーザーフォームの名前(最初は UserForm1)や文字のスタイルやその他外観を変更するには「プロパティウィンドウ」を使用します。
もしこの「プロパティウィンドウ」が表示されていない場合は、上のメニューバー「表示(V)」から「プロパティウィンドウ(W)」をクリックしてください。
ユーザーフォームを作成すると、「ツールボックス」が表示されます。
適当な位置に自由に移動できます。
もしこの「ツールボックス」が無い場合は、上部ツールバーの「表示V)」から「ツールボックス(X)」をクリックすれば表示できます。

現在は「UserForm1 」となっている名前を「My Test Form」という名前に変更してみます。
プロパティウィンドウの(オブジェクト名)を「MyTestForm」に書き換えます。
その上の「フォーム」の名前が変更になっているのを確認できます。
しかし、フォーム画面の左上のタイトルは変更になっていません。

そこでプロパティウィンドウの「Caption」の UserForm1 を「MyTestForm」に書き換えます。
書き換えてエンターを押した段階でフォーム画面のフォーム名も書き変わります。

他にも背景の色を変えたり、フォントの種類を変えたり、様々なプロパティの変更はここで行うことができます。
ユーザーフォームの表示
標準モジュールに次のプロシージャを作ります。
Sub form表示
MyTestForm.Show
End Sub
この「MyTestForm」が先ほど新たに変更したユーザーフォームの名前です。
「.Show」がフォームを表示する「Showメソッド」です。

実行すると上のように表示されます。
コントロール類を何も配置していませんので、このような状態です。
とりあえず右上の「X」で閉じます。
