指定したセルにジャンプするためのメソッドとして「GoTo メソッド」があります。
基本形
Application.GoTo Reference:=移動先セル,Scroll:=True/False
・移動セル → 具体的なセル番号かセル範囲を指定します。
・Scroll:=True → 移動セルが画面の左端に表示されます。
・Scroll:=False → 画面の左端の寄ることなく、普通に表示されます。
具体的な例です。
Sub celljamp1()
Application.Goto Reference:=Worksheets(2). _
Range(“C2”), Scroll:=True
ActiveCell.Value = “Japan”
End Sub

シート名の左から2番目のシートに移動し、「セルC2」を選択する。
「Scroll:=True」なので、セルC2は画面の左上端に表示される。
アクティブになったC2セルに「Japan」と書き入れる。
※ 参考までに
Worksheets(2) とは必ずしも 「Sheet2」とは限らない。
シートの並びが [Sheet1][Sheet3][Sheet4][Sheet2]と並んでいた場合は「Sheet3」が移動先のシート(左から2番目)となる。

Sheet2 に表示したい場合は、
Application.Goto Reference:=Worksheets(“Sheet2”). _
Range(“C2”), Scroll:=True
とすればよい。
Sub celljamp2()
Application.Goto Reference:=Worksheets(2). _
Range(“C2”), Scroll:=False
ActiveCell.Value = “Japan”
End Sub
上記の例と同じ。
ただし、Scroll:=False となってるので、左端に寄ることなく普通に表示される。
この表示が無い場合は「Scroll:=False」と同じ結果になる。

Sub celljamp3()
Application.Goto Reference:=Worksheets(“Sheet2”). _
Range(“B3:E6”), Scroll:=False
End Sub
セル範囲(B3)に移動し、B3 ~ E6 のセル範囲を選択する。

Sub celljamp4()
Application.Goto Reference:=Worksheets(“Sheet2”). _
Range(“B3:E6”), Scroll:=True
End Sub
上記の celljamp3 と反対に Scroll:=True にすれば、次のように表示される。

◆ 「GoTo」と「Select] ととの違いについて
「GoTo」も「Select」もその指定されたセルに移動し選択されます。
ただし、両者には決定的違いがあります。
「GoTo]の場合は、現在アクティブでないシートのセルを指定しても問題なく移動・選択されます。
これに対し「Select」の場合は、そのシートがアクティブになってないとエラーになります。
現在 Sheet1 がアクティブ状態とします。
現在 Sheet1 がアクティブ状態とします。
Sub SCT()
Worksheets(“Sheet6”).Range(“D10”).Select
End Sub

この場合は、下記のように分けて記載する必要があります。
Sub SCT2()
Worksheets(“Sheet6”).Select ‘①
Range(“D10”).Select ‘②
End Su
① 一旦 Sheet6 をアクティブ状態にします。
② その後 セル10 を選択します。

